令和の現在、仕事のほかに副業や資産運用・投資に興味を持ち、始めている方も多いんじゃないでしょうか。

中には始めたいけど、投資はギャンブルと同じではないかと考えたり、リスクが怖くて手が出せない方もいると思います。

この記事では、投資と投機の違いをそれぞれのメリット・デメリットを含めて解説していきます。

投資と投機の違い

投資と投機は、資産を増やすための金融市場やビジネスにおいて一般的に使用される用語になります。

個人や企業が資金を運用する方法を意味し、投資と投機は目的、リスク、期待されるリターンなどの面で異なります。

ここからは、投資と投機の主な特徴及びメリット・デメリットを解説します。

投資とは

投資は、資産を長期的な目標のために運用することを言います。

主の目的は、資産の保全と成長です。

投資家は、企業の株式、債券、不動産、商品など、さまざまな資産クラスに資金を割り当て、投資は、収益性や企業の基本的な価値に基づいて行われます。時間の経過とともに資産価値の成長や配当、利息などの形で報酬をもらいます。

投資の特徴

投資は、長期的な視野を持って、資産の成長や利益を追求します。

また、リスクを管理し、分散投資やポートフォリオのバランスを考慮し、いろいろな企業の株に投資したら、不動産に投資したりします。

投資するにあたり、企業の財務状況や業績などの基本的な要素を分析し、安定性があるのか、持続可能性などを重視して投資を行います。

投資のメリット

投資に興味があるが、リスクが高いのではないかと怖く手が出せない人もいると思いますが、実は投資にはメリットが２つあります。

①長期保有で複利の効果
②リスクを軽減

投資は上手く運用できれば低リスク・高リターンを得られる方法です。

この２つのメリットを詳しく解説しますね。

長期保有で複利の効果

複利とは、元金に得た利益を追加し、利益をプラスして運用していくことを言います。得た利益を引き出さずに、元金に増やしていきます。

この逆で、得た利益は引き出し、元金はそのままで運用することを単利と言います。

複利で運用したほうが長期で見た場合、年々利益の差が開いていき、将来的には何十万・何百万と得られる利益が変わってきます。

これを複利の効果と言い、資産運用する場合は複利で運用するようにしましょう。

リスクを軽減

株式投資の場合、数年・数十年で価値が上がっていくので、短期間の株価の値動きに動じる必要はありません。

長期間保有していれば、一時的な変動なども気にすることはありません。

長期的に保有する株を複数持つことで、１つ株価が下がったとしても他の株で補うことができるので、リスクを抑えることができます。

また株式投資とは違う、不動産投資の場合は貸し出した物件に入居者が入らなければ、家賃収入が得られなかったり、家賃滞納されれば収入は入ってきません。これもリスクの１つですよね。

これらのリスクを軽減させるためには、人の出入りが多い駅の近くや、入居者に連帯保証人をつけるなどすれば、リスクの軽減はすることができます。

不動産投資に比べれば、株式投資はリスクを抑えて投資することができますが、

どの投資も絶対に資金が増えるなどの保証はありませんので、自己責任で行うようにしてくださいね。

投資のデメリット

投資はメリットが大きいですが、デメリットもあります。

デメリットも把握した上で、投資をすることで安心してできると思いますので、しっかりデメリットについて確認しておきましょう。

投資のデメリットは２つあり

①短期間では利益が出ない
②長期間の投資は、将来が分からない

この２つのデメリットについて詳しく解説しますね。

短期間では利益が出ない

株式投資では、企業の価値が上がると見越して長期的な目線で利益を求めるので、短期間ではなかなか利益は出ません。

大きな利益になるには、時間・長い年月がかかると考えておいたほうが良いでしょう。

不動産投資においても、入居者が入るまでは利益が出ません。満室になるまでには、時間がかかるかもしれません。

そのため、短期間で利益を求めるのは違いますので、長期的に考えるようにしましょう。

長期間の投資は、将来が分からない

株式投資などは、数年から数十年と長い期間を保有するため、自分の予想通りに株価が上がるとは限りません。

会社の経営状態が悪化したり、経済不況により倒産する可能性もあります。

長期的に保有するということは、このようなリスクも把握しておかなければいけません。

もし、急にお金が必要になった場合、投資していた株を売却しなければいけなくなったとき、株価が上がっていれば良いですが、下がっている場合もあります。

投資したときより、資産が少なくなっている場合のリスクもあるので、注意が必要です。

未来はだれにもわからないので、こういったリスクもあるということを頭に入れておきましょう。

投資に向いている人は？

これらのメリット・デメリットを踏まえて、投資に向いている人というのは、

冷静に物事を考えられて、計画性がありあらゆる情報を収集できる人が向いていると言えるでしょう。

長期間での利益を求めるので、短期な人は向いてません。

現在の株価がこれからの将来、どれくらい需要があり、価値が上がっていくのかを考慮し、将来性を見込んで投資していく必要があります。

将来性を見込んで投資していくため、色々な情報を収集し、大事な情報を的確に判断し、理解できる人は投資に向いているでしょう。

投機とは

投機は、短期的な相場の値動きから利益を得ることを言います。

投資とは逆に短期間で利益が出やすく、数日やその日のうちに利益が出るのも投機です。

1日に売買を繰り返す、デイトレードも投機になります。

投機のメリット

ギャンブルと言われがちな投機ですが、メリットもあります。

投機のメリットには、２つのメリットがあります。

①短い期間で利益が得られる
②将来の情勢を考えなくても良い

これらを詳しく解説していきますね。

短い期間で利益が得られる

短期間でトレードする、デイトレードやスキャルピングは数分から数十分、数時間など1日で取引きを完了させるため、その日に収益が確定します。

投資などは、長期的に利益を出す方法のため、すぐに結果が分かりませんが、投機ならすぐに結果が分かります。

また、値動きが大きく動いたときにタイミングよくできれば、大きく利益を狙うこともできます。

逆に損失方向に値動きが動いた場合には、自分が許容できる範囲の損失額で損切りをすれば、マイナスを抑えることができます。

将来の情勢を考えなくても良い

長期的な投資とは違い、将来の情勢などを考えなくても済みます。

なぜなら、短期で取引きを行うためその瞬間の値動きが重要になってくるからです。

長期的な値動きは世界情勢などが関わってきますが、短期で取引きする場合は、そこまで必要ありません。

しかし、経済指標の発表などがある場合は、注意が必要となりますので、把握しておく必要があります。

経済指標の発表時は、値動きが激しくなり、乱高下したりします。

必ず経済指標などの発表時間などは把握しておき、取引きする場合は損切りは必ず設定しておきましょう。

投機のデリット

投機にメリットがありますが、デメリットもありますので、しっかり把握しておきましょう。

①短期間での取引きとなるため、技術が必要
②取引きする時間の確保、集中力が必要

投機のデメリットは、逆にメリットとしても考えられます。

投機には技術が必要でありますが、逆に技術を身に付けることができれば、短期間で利益を出すことができますし、取引きする時間を確保し、取引きすれば、利益が出せるかもしれません。また、短期で取引きするため集中力が必要となってきますが、取引きする時間だけ集中すれば大丈夫ですので、大きなデメリットとはなりません。

これらを踏まえ、２つのデメリットを解説していきますね。

短期間での取引きとなるため、技術が必要

短期間での取引きのため、1日の中での値動きで利益を出さないといけないので、技術が必要です。

どこでエントリーし、利確のタイミングや損切りの位置などすべて自分で行って取引きしないといけません。

難しく聞こえるかもしれませんが、慣れれば取引きの一連の流れはできるようになります。

難しいのはエントリーするタイミング、利確する位置など、把握できるようにならなければいけません。

これらを習得することができれば、短期間で利益を出せるようになります。

取引きする時間の確保、集中力が必要

長期的な投資とは違い、1日単位での取引きとなるため、1日のどこかで取引きする時間を確保しなければいけません。

会社員や子育て中の方など取引きする時間が限られてきますので、デメリットだと言えますね。

株式は15時で市場がクローズしてしまいますが、FXに関しては24時間取引きできるので、その心配はありません。

しかし、利益が出しにくい時間がありますので、それらを理解したうえで取引きする必要があります。

また、短い時間での取引きですので、1回1回集中しないといけません。少しの時間で利益を出せる反面、少しの時間で損失になる可能性もありますので、集中して取引きする必要があります。

投機に向いている人は？

これらのメリット・デメリットを踏まえて投機に向いてる人は、取引きできる時間があり、勉強熱心の人が向いていると思います。

なぜなら、短い時間での取引きするため、時間が必要であり、利益を出すには技術が必要でありますので、勉強して技術を習得しようと思う人が投機に向いています。

また、投機は取引き使用したお金が増えるかもしれませんが、減る可能性もあります。下手したら、すべて失う可能性もあります。

そのため、生活に必要なお金でやってしまうと、大変なことになってしまいます。

生活に余裕があり、取引きに使うお金は余剰資金で行える人が良いでしょう。

逆に生活が厳しく、取引きに使えるお金があまりない人は、やらないほうが良いでしょう。

取引きする時間が確保でき、勉強熱心でお金に余裕がある人は投機に向いていますので、挑戦してみても面白いかもしれません。

取引きする場合は、自己責任でしてくださいね。

FXは投資なの？投機なの？

気になりますよね。

FXは短期で売り買いを行うため、投機になります。

FXは外国為替証拠金取引と言います。

詳しく知りたい方は、こちらの記事を見てくださいね。

FXは自分の資金に対して、レバレッジをかけることにより、少ない資金でも取引きできるメリットがあり、多額の利益が得られる場合もあります。同時に多額の損失が出る可能性もあるのがFXです。

FXは短期間での取引きがメインで、値動きが大きいため、投機と言えます。

まとめ

投資と投機の違い、分かりましたでしょうか。

投資、投機のメリット・デメリットを把握したうえで、自分に合ったほうでやってみるのが良いと思います。

もし、FXに挑戦してみようと思った方は、無料で口座開設して、取引きを実際にやってみよう！

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